Sakura Mohila 業務日誌

梅の花

梅の花がぼちぼち咲き出しました。公園を抜けて歩いてくる時、梅の林を通りすぎるのですが、やっと白いかすみが、梅の林に小さくでき始めました。でも香りは、何か甘く風に乗ってきます。

夢見童子の話を聞いたことがありますか？
昔、何かで聞いたのですが、ほとんどは忘れてしまって、あるシーンだけがいつまでも、いつまでも心に一枚の絵を残しています。あるうららかな午後、夢見童子が梅の林で眠っています。彼の寝顔は甘く美しく、楽しい夢に埋まっています。梅の香りが一面に満ちて、平和の夢をみているのでしょうか？

正しいかどうかさえもわからないのに、この一枚の絵は、私の心の壁にかかったままです。いい絵でしょう？

ばら水

ダッカの食料品売り場で買ったばら水をディヒューザーに入れて、部屋を満たしています。
まちがいなく、男性でも、この香りに気がつきます。

お菓子の香りとして使うものでしょうけれど、とても気に入っていて、ダッカに行ったら少し多めに求めたいと思います。ある家のパーティで、ばら水を霧吹きに入れ、御客様がお出でになるまえに、シュ、シュとさせていたのを思い出しました。またラヒリの小説の中で今は落ちぶれ果てた老女が捨て台詞に、「わたしゃ、子どもの頃には薔薇水の風呂に入ったんだよ！」という1行を思い出しました。他の話のほとんどは忘れてしまったのに、なぜかこの言葉は心に残っていて、ばらを見ても、薔薇水を嗅いでもよみがえってしまうのです。

お好み焼き

大宮駅、東口に、氷川神社に続く「一宮通り」があります。少し雰囲気を持った落ち着いたたたずまいの通りで、氷川神社の参道の続きであると同時にサッカーのアルディージャのオフィスも参道のスタートの地点に持っている通りです。さて、その通りに「おたふく」というお好み焼きのレストランがあります。屋根にも土人形のお守りがあり、古い建物をそのまま使ってこれも雰囲気を持った佇まいです。でも、中でお好み焼きを焼いてくださる二人の男性もどことなく「おたふく」のようにやさしい表情をしていらして、とてもよい雰囲気です。
このレストランでは３回、お好み焼きをいただきました。人に連れて行っていただいたのですが、おいしかったので、私の知人に紹介して、少なくとも５人の人たちが、そのお好み焼きを食べています。
ほんとにおいしいですから、皆さまもいらしてください。
私は、お好み焼きレストランは、そのお店しか知りませんが、知人たちのリピーターになるほど、おいしいと言っています。

難は量が多いことです。おいしくて、のこさずにいただいてしまいますが、夕食になってもお腹がすかず、その日は夕食はいらない、という日のランチにしてください。

Japan's traditional handicrafts

In the local department store nearby is being held "Exhibition and performance of Traditional Japanese handicrafts", and I was very much interested in. On the way back from other ceramic art exhibition from the13th century, I went to the show. It was impressive, especially the cut-glass and the paper shops. They are very artistic, but expensive, as well. The shop people say that if these items are sold, I would close the shop. That means these handicrafts of art would disappear! I have a sense of crises for the disappearing traditional handicrafts and products. Japan's handicrafts are so beautiful that allmost all of them reach the level of art, which I always feel satisfaction in the bottom of my heart. And they would be gone!? Can you stand for it?

日本の伝統工芸展

大宮の高島屋で、日本伝統工芸展が開かれています。
ツゲの櫛、江戸切子、絹のビロード、草木染めの帯、紙、木工、香、桐箪笥など、きれいなものばかり！ほんとに日本の品質は美しい。木工屋さんで、きれいなお盆を買おうとしていろいろな話を伺ったのですが、大きな木も育ってないし、需要もないので、この製品がなくなったらだんだん売る物がなくて店を閉めます、と言っていました。ほんとに、こんな美しい物がなくなっていくのだろうか？

今日は同時にサントリー美術館で、東洋の陶磁を見てきて、人間は昔から人間なのだ、という感を強くしていたので、なんとかいいものを残す動きをしたいと思っています。