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バングラデシュとアイスクリーム

10年以上も前の話です。初めに紹介されたテイラーがいました。おだやかでまじめな男性です。レポートの始めのあたりにでてくる、テイラーのバッシャ君です。彼は、姉妹3人、弟1人、両親の面倒をテイラーの仕事で見ていました。サクラモヒラのスターター・ハクさんのテイラーでした。
日本の仕事が舞い込んだ時、彼は小躍りしました。「これでやっと家計にゆとりができ、姉や妹を結婚させられる!」初めは、サクラモヒラが泣く番でした。1つの型紙を渡して、5枚作ってもらったら、全部サイズが違い、見事なことには、デザインまで違えて5種類できてきました。ていねいにたたんで、あちこちのゆがみさえも美しくカヴァーしてありました。バッシャ君もこれではいけないことに気がつき、まだダッカでさえ、特に彼の社会階級では高根の花であったコンピューターを買いました。「コンピューターがあれば、新しい技術が習得できる!」
サクラモヒラのデザイナーがせっせと通い、献身的にトレイニングをしました。献身的にと表現したのは、彼女は報酬のことなど考えずに、ひたすらよい製品を作ってもらいたかったからです。バッシャ君は見習いの弟を遣いに出して、近所のお菓子ショップから高級アイスクリームを私たちにだけ買ってくれました。毎日、毎日、同じ高級アイスクリームを買ってくれました。私たちは皆が食べていない前で、食べるはめになり、あの高級アイスクリームはほんとに「当惑」の味がしました。断っても、断っても、彼は買ってくれたのです。彼の精一杯の気持ちだったのでしょうか。3年目になった時、バッシャ君の工房のスタッフは、ほんとに見事なジャケットを作ることができるようになりました。他の店からも注目を浴びるようになりました。その間、バッシャ君のお姉さんは良縁を得て結婚し、私たちも式にはお招きを受けました。バッシャ君も恋愛結婚を果たしました。

こんな関係がずっと続いてほしかったと心から思います。

なにかにつけて、単純には進まないのがこの世の中のきまりかもしれません。いろいろなことが起きるけれど、やはりもう1歩、前に足をだしてみようか・・・

# by sakura_mohila | 2012-09-05 16:08 | Comments(0)

 

khadi cotton and the khadi village

Comilla, Bangladesh, used to be an prosperous city It still has good cotton industries and Khadi cotton. Khadi is hand-spun and hand-woven, and because of the hand work, it has very soft touch of human hands. Though it looks homy and too simple like a nameless flower on the rural road side for the fashion-conscious, but once you realize the prettiness, you would be attracted by its natural touch. It seems that you are in the friendly nature in that cloth.

The village used to have an independent industry of spinning and weaving. Bangladeshi people who went through the hard times of around Independence miss the khadi. It symbolized their independence from The United Kingdom, India and Pakistan and the patriotism. With the time going by and the economy expanding, the people are beginning to look towards the West where machine-made mass-produced goods are in fashion. Tee-shirts and jeans.

The village people do not know well what is going on outside of the village. They have been keeping making the traditional cotton,until sudeenly knew that material cotton price became rocket high. They got embarrased when they learned that their hand-made cotton could not meet the ends. Many, gradually stopped producing, without knowing what to do to live up. They just want to keep on doing what they and their forefathers have been doing. Unfortunatelyt they are not living in the pages of the history.

How could the gap filled. If a high-minded person offers helping hands, carrying out to fill this gap is like climbing Hymarayas.

Such may be human life and I know there is alwasy someone who tries to climb.

# by sakura_mohila | 2012-09-04 15:18 | ENGLISH | Comments(0)

 

カディの村と意識の差

バングラデシュの古都にあたるコミラという都市の在にあるカディの村には、もう何回行ったかもわからないくらい行きました。仏教の遺跡があったり、戦没者の墓地があり日本の兵隊さんも手厚く葬られて、ダッカとは違う魅力を持った小さな都市です。
市街を離れると、まだ牛の糞を燃料としていたり、石版をノートにしていたりという場所に、カディを織る村があります。村の中にモスクを建てて、それを中心に村人たちが結集しています。初めてバングラデシュを訪れた際にお会いした機職人さんはいつの間にか、早いペースで年をとってしままいました。背中が丸くなって、ひげや髪が白くなっています。機をたたんでしまった人もいて、現在はカディを織っている人が数えるくらいしかいません。コミラ出身のダッカの住人を中心にして、カディ綿を絶やさないようにしようという動きが出てきています。
カディは手で紡いで、手で織る綿です。かつてはインドの時代にガンディが英国から独立を勝ち取る手段として、機会織りの綿の代わりに手織りの伝統的な綿を使い、田舎の人たちにも現金収入の道を奨励したのです。そのようなことと関連があるのかないのか、よく調べてはいませんけれど、コミラにはカディ綿のローコットンのほかにこの地特有の綿織物があります。素朴な綿織物の地場産です。
カディは、手仕事なので、柔らかく、特に夏には気持ちの良い素材です。先進国の人たちはこの素朴な綿を飼いたがっています。
問題は、消費者と生産者の意識のずれです。消費者はわがままなので、少しでもかっこよく、良い物を安く、と考えます。かたや、生産者は来る日も来る時も、機台にすわっているので、時の変化や先進国の人たちがかっこいいと思うものなど、想像さえもできません。10年1日のごとく、ひたすら昔と同じやり方で機を織り続けています。
この数年は綿の価格が高騰して、彼らには想像さえもつかない値段になっています。
バングラデシュの国内においてさえも、カディは昔の綿になりつつあります。どうやって綿を買う資金を工面するか、製品をどこで売るか、が大きな問題になっています。
先進国からだれかがこの窮状を打開するべく手を差し伸べても、よほどの力がないと、この両者間の意識のずれは埋められそうもありません。なにごともいざ、現実の世界で運ぼうとすると、大きな壁を乗り越えなければならない、とつくづく思うこのごろです。

# by sakura_mohila | 2012-09-04 14:40 | Comments(0)

 

雨宿り

用事で出歩いていたら、雨がぽつりぽつりと降ってきました。もう一つ用事を済ませて帰ろうとしましたら、がぜん強い勢いで雨つぶが落ち始めました。5分くらいでオフィスにたどり着く距離でしたが、近くにあったカフェで雨宿りとランチをすませることにしました。もう2時をまわっていて、お腹がぺこぺこでしたから。オーダーは、ホットケーキとコーヒー。小ぶりのパンケーキに、たっぷりのマーガリン、生クリーム、ブラウンハニーがついてきました。おいしかった、というよりは、雰囲気が懐かしかったです。全部食べてしまったら、申し合わせたように小降りになっていました。

こんな時も悪くないな、と思います。バングラデシュのことでは、八方ふさがりで、動きようもなく、どうしようもない問題を抱えていたのですが、落ち込んでいても仕方がないか、という前向きな気持ちになることができました。開発国とかかわるということは、日本との文化の違いの中で、ほんとに重い荷物を背負いこむことがあるものです。しばらく、そのようなことが途絶えていたのですが、どうやら神様が警告をくださったようです。

10日から、ダッカへ行ってまいります。15日に帰国します。その間、オフィスもブログもお休みです。

# by sakura_mohila | 2012-09-03 18:01 | Comments(0)

 

The Japan's citrus fruits, Karatachi

Karatachi trees have flowers
Pretty white flowers on the branches♪

Karatachi trees have thorns
Long, thick thorns from the branches♪

Japanese houses used to have Karatachi hedges until they have high-tech locks.
The trees have a long strong thorns over all that helped drive the invaders back.

The poem and the song used to be quite popular until about twenty years ago for its
poetical wording. Now I found the hedge and take pleasure of walking through the hedge of Karatachi cytrus from the end of May when the white little flowers come to November when the ping-pong size round balls are very yellow to fade down the bright color in the north bound wind of winter.
The Japan\'s citrus fruits, Karatachi _f0202221_15512845.jpg

# by sakura_mohila | 2012-08-31 19:04 | ENGLISH | Comments(0)