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心の眼

毎月眼科に行くことが決まりだが、近頃は実際に二つの目で見るよりも、心の眼でみることが強くなった。

冬至を過ぎてまだ数日の今頃は、陽光のパワーだってそれほど強くないはずなのに、強く感じてしまう。洗濯物も乾きが早い、と根も葉もないことを信じてしまうのだ。

この程度ならば、なにかの間違いがない限り、罪もなくカワイイものだけれど、一度いやな思いをした、というその相手にはいつまでも、心の眼が曇っている。顔の眼はにこやかに接していても、心の眼は用心している。
もちろん、相手だって、それを察して黒い心の眼で見ているにちがいないけれど、心の眼の近眼、老眼、白内障はなかなか回復しない。見えない治療薬でしか回復しないのだろう。

しかし心の眼でほっとしている。正しいあり方に近づけようとがんばるし、その過程は人には見えないから、結構普通の状態にみえるではないか。

こんなふうにして、人は成長していくのかもしれないね。

さて、ギャラリーサクラモヒラの今年の営業は明日が最終日です。


# by sakura_mohila | 2019-12-27 11:03 | Comments(0)  

孔雀

イギリスで孔雀をみたことがある。
何年か前に田舎にある貴族の館で乗馬をした時、そのお屋敷の庭に孔雀が数羽いたのだ。
6月のことだったので、野外にいても寒そうではなかったけれど、冬の季節にはどうしているのだろうか。

バングラデシュにいる、真っ白な孔雀のビデオをみたことがある。真っ白に尾羽を広げた孔雀のなんと優美に見えたことか。
公園のような場所で、保護されながら飼われているようであるが、自然の中で孔雀に会ってみたいものだ。

それにしても、自然はなんと美しいものを私たちに見せてくれるのだろうか。
来年こそは、忙しい、忙しい、と言って、”心”が”亡き”人にならないように、自己に訓練を課すことにしよう。
こんなにきれいなものに囲まれながら、見逃したくないよね!

# by sakura_mohila | 2019-12-26 15:48 | Comments(0)  

この空を飛べたら

「この空を飛べたら」という歌の中の、「人は昔々、鳥だったのかもしれないね。こんなにもこんなにも空が恋しい」という部分がとても好きで、時々口ずさむ。このメロディも好きだけれど、この歌詞を言葉にできた中島みゆきの感性も驚きである。
そしてそれを歌う加藤登紀子もやはりすごいね。
なんでもない言葉ながら、実は感受性の豊かな表現であったりすることが多い。人の言葉を借りるのではなく、ふいとでてきた表現は、旨に応える。
そんな言葉を言ってみたいものだ。

昨夜、加藤登紀子の「ほろ酔いコンサート」に出かけて、ほんとによかった。今年の1年は、ギャラリーを初めて、がむしゃらに働いて、コンサートや美術展や読書、テレビなどの楽しみを忘れていた。時には新聞さえも読む時間もない日があって、少々、あせっていたのだけれど、1年が過ぎた今、これはこれで「ありがたい」ことだと素直に思うことができる。
こんなワイルドな生活を通して、次のステップが見えてくるし、なによりも、病気にもならずに、少ない食べ物と睡眠で、なんともなかったどころか、すこぶる健康だ。こんなことができることもほんとに感謝ではないか。
初めは背中を崖の前で押されるようにして始めた、ナラヤンプール村の小学校の建設資金の提供、だが今は自分で始めたサクラモヒラの営業になった。
サクラモヒラの村の女性たちも同じことだ。初めは群がるようにして稼ぎ仕事に集まった村の女性たちだが、今や、自分の能力を楽しんでいる。
これは私に経営能力がなかったから、村の女性たちの中に能力が育って行ったのだ。
自分の能力のなさを喜ぶべきか、悲しむべきか。しかし自分も確実に成長し、次にこうしたらよいのでは、と考えることができるようになった。ほんとに少しだけれど・・・それも悲しむべきか、成長を喜ぶべきか???


# by sakura_mohila | 2019-12-23 12:54 | Comments(0)  

冬至

いつものようにお寺さんに早足をしたら、いつものように、いつもの人たちが集まっていて、いつもと何も変わらない朝だった。曇っていて、暗く寒い朝だったのに。
帰る時、日曜日だからか、薄着で走るグループにもあった。寒いからって、日常の生活を変える人はほんとにいないのだ。
庭に出ても、花や新しい芽を見ることが少なくて、少し淋しい気持ちになるが、冬至を過ぎて日がのびるにつれ、芽が顔をだしてくるのだろう。冷たい朝であっても。

冬至を過ぎる日を心待ちにしていた。ついにその日がきたぞ!
陽のパワーや、明るさがあれば、寒さもなんとかできるようにおもうのだが。

クリスマスは1年でいちばん好きな行事だ。ラジオを、いつものよぷにつけたら、夜のためのミサ曲を放送していた。昔、電気のない頃は、夜が明けてくることは、特別な意味をもっていたかもしれない。
灯りはろうそくと星と月だけだから。

11月にマルタ島に行ったことがある。母校の同窓会で行ったのだけれど、最後の晩に郊外のパーティハウスで各国からの同窓生との交流会があった。
パーティが終わり、建物を出た時、真っ暗で、歩を進める先さえも暗闇である。辻に出たら、そこも真っ暗で、辻斬りは、こうだからこそできたのだ、と信じてしまった。
暗闇って、ほんとに暗闇なのだ。こんなところでは、変な犯罪はおこらないよ。腹の据わっていない今時の変な人たちは、この暗闇に恐れをなすにちがいない、とおもうのだ。

# by sakura_mohila | 2019-12-22 11:04 | Comments(0)  

石榴

今日は、Gallery Sakura Mohilaで小堀先生の伝筆の講座が進行中です。
参加者の方たちは、息をつめるかのように緊張して筆ペンを動かしています。遊びのある伝え方がとてもおもしろいです。書道ではないので、細かい規則にこだわることなく、遊びをもたせながら、気持ちを伝えることができればそれで合格です。どの参加者の方も、さまになっていて、楽しそうです。
小堀先生のクラスの運び方もとても興味深いです。ネガティブな言葉を使わないことをきまりとして、自分のオリジナルな「ありがとう」とお手本を真似て書いた伝筆の「ありがとう」を比較して、感想を聞きます。それぞれの感想を伺っていると、普段考えることもないような事柄を考えるきっかけとなり、ほんとにすばらしい分析だ、と思ってしまいます。

新聞の日曜版を見ていたら、どこかの王女様がラプスラズリのブルーに金色の模様を入れたドレスを着て、肖像画におさまっていました。真ん中に大きな石榴の模様です。
寒いヨーロッパで石榴が育つことはなく、バングラデシュの文化の中で、石榴をみることが多いので、その石榴とヨーロッパの関わりを不思議に思いました。
そう言えば、ウィリアム・モリスも石榴のモチーフを描いているではないか。自分も何年も前に源え門窯の石榴モチーフのカップやテーブルセンターを使っていたことを思い出しました。
しかしヨーロッパの庶民たちは、石榴やそのモチーフに親しんだのだろうか?
バングラデシュにいると、石榴は季節になると、テーブルに登る果実であり、染物に使い、サプリメントのように健康嗜好の人たちの食べ物でもあるけれど。」

# by sakura_mohila | 2019-12-21 11:37 | Comments(0)  

村からの写真

村の女性たちから写真が届くようになった。
子どもたちの絵と合わせて考えながら、このような家に住んでいるのだ、とか、いろいろなことに想像が働く。この女性は確か、トタンの家に住んでいたはずなのに、家を建て替えたのだろうか、とか、見栄を張って人の家を借りて、作業の様子を写したのだろうか、とかいろいろなことが、頭に浮かんでくる。

写真の中で、私の村の人たちは結構良い家にすんでいるではないか。しかも、皆、美人だ。
写真って、ほんとのことを写していながら、やはりほんとじゃないんだね。

カンボジアやマレイシアなどの途上国の写真をしばしば見るけれど、それにつけてもバングラデシュはもっと貧しいと思わざるを得なかった。特に家が貧しい。村では、土間とトタンの家である。
昨今はあまり思わなくなった。日本は貧しい、とついつい見えてしまうのだ。なぜだろう。皆、ピカピカの家に住み、街もモールもピカピカなのに。

# by sakura_mohila | 2019-12-20 14:18 | Comments(0)  

進展する過程 2

散歩の道に、柊の花がびっしりと枝を飾っていた。その漢字が示すとおり、冬なんだ。
今年の12月は穏やかな温度ではあるけれど、陽光の乏しさがいちばん冬を感じさせる。柊って、見た目もどこか淋しげであるけれど、この漢字も華やかさがない。
クリスマスの今時は、"holly"と呼ばれる柊をかざるけれど、こちらは葉も大きくて、なんだか華やいでみえる。日本の柊は、2月の空気がきれいな時に、いわしの頭を刺すのが似合っている、なあ。

ところで、少しゆっくりとしながら、サクラモヒラの村のカジョルレカさんからメッセンジャーに返事が入った。欲しい答えはなかったけれど、やりとりができるのではないか、と考え始めた。
シンプルな英語でやりとりを続ければ、コミュニュケイションの度合いが進む。その場で手取り、足取りをしないことが、絶対にうまくいく条件だ。

そのようなわけで、サクラモヒラの村のプロジェクトは、一つの希望を内包して2020年に進むことができそうである。

# by sakura_mohila | 2019-12-19 11:29 | Comments(0)  

進展の過程

サクラモヒラの村の女性たちのリーダー・カジョルレカさんから、メッセンジャーに写真が入った。新しく制作したものの写真がたくさん。
自信作で、見せたかったのだろう。いつものペースなら、今頃はダッカに行っているころである。
今年は、ある事情から時期が遅れてしまい、相手はじれているにちがいない。このようなパースもなんとかしたいところだが、バングラデシュ側の社会下部構造の事情もあったりして、日本のようには進まない。
だが、日本のように進むことがよいか、というと、そうは言い切れない時があるよ!

村の人たちに話しを戻すと、彼女たちは、自分たちの進む手段として、メッセンジャーを使い始めたのだ。いままでも、スマートフォーンは持っていたけれど、このように使うことは考えもしなかった。ひたすら、外国にいる家族と連絡をとるための手段だったのだ。
今や、仕事で使うようになった。ほんとにこれは大きな1歩だ。
嬉しくなって、さっそくメールをかえし、いろいろなことを聞こうとしたが、今度は彼女たちの感心外なので、返事もこないではないか!!!

もう少し、プッシュして、これをペースに進展を考えることにしよう

# by sakura_mohila | 2019-12-18 17:34 | Comments(0)  

サクラモヒラのクリスマス

毎年、サクラモヒラのクリスマスを開催する。小さな集まりで、20名以下の人数ながら、楽しい2時間である。サクラモヒラとしては、ささやかながら、1年に感謝する日を設けることをきまりにしている。
この3年間は、親しい人が運営するビストロに集って、おいしい食べ物を囲んでの集いになった。
初め、自分が準備していた頃とは、続けていながら、何もかもが違ってきたけれど、変わらないのは、第1回目から出てくださっている人たちで、いつのまにか80歳を越えられた。変わることなくお元気に出席してくださって、それも嬉しいことの一つである。

それはさておき、少しずつ規模が大きくなってきている(というか、初めは無きに等しき存在)サクラモヒラであるが、しろうとの私は時々経営に行き詰まる。派手なことをしているわけではないから、出勤で首が回らないとか・・・というハイレベルな話ではないが、大塚家具の経営に関する難儀の問題を新聞で読みながら、学ぶことがとても多い。と言っても、こちらは運営をどうしたらよいか、と知恵を絞る段階だけれど。

自分が負う責任や手腕は、規模が大きくても小さくても、経営に関わる人なら発生する。それはこんなに小さなサクラモヒラの経営をしていてさえ、ほんとに孤独に耐えることを強いられる立場である。
ゆとりのない時などは、家庭の中でとげとげした言葉を発する時もある。しかし、あちこちの立派な人たちの言葉が見えない本のページが浮かび上がって、なんとか体裁を保つのだ。

しかし、そのようなことを繰り返す中で、なんとかなってくるから、それもほんとにすばらしいことだと思うのだ。
非力でもなんとかなるから、こんなに長く続いたのだろう。さて、大塚家具はどのように変化していくのだろうか。がんばってね。

# by sakura_mohila | 2019-12-16 13:29 | Comments(0)  

樫野先生の12月の人間学講座

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時ならぬ穏やかな12月でした。暖かな冬の日、そして少し北風の混じった夜。月が煌々と冴え渡っていました。夜空に金色の月を見た、昔の人たちは、一体何を思ったのでしょうか。

樫野先生の12月の講座は「宮澤賢治」でした。
あまりにも有名な賢治ですが、彼の作品の特徴は、”共感覚”です。どういうことかと言うと、「一つの刺激に対して、二つ以上の感覚を持つ」(樫野先生)ことです。
彼の作品から例を取りましょう。「太陽の光に音を感じる」「風を食べ日光を聞く」などです。

賢治は、星座に熱中し、原始仏典にある”人の寿命は、見かけの生死を越えて、無限の未来へと続く」という
教えに感銘を受けたそうです。
なるほど、彼の作品には、その影響が見て取れます。

参加者の一人が、興味深さのあまり、「双子の星」のコピーをくださいました。
その中に次のような言葉がありました。
「あかいめだまのさそり
 ひろげた鷲のつばさ、
 あをいめだまの小いぬ
 ひかりのへびのとぐろ・・・・・」
「あをい」のををきちんと発音できるでしょうか?音読していくと、それらの音の柔らかさのリズムも印象的です。
このような小さな、一つ、一つのことが、人間であることの証であるようにも思われて、大切にしたいことだと思いました。

次回は1月18日(土)10時半~です。
どなたでも参加できます。ご興味のある方はご一報をオネガイシマス。
参加費は¥2000です。

# by sakura_mohila | 2019-12-15 12:02 | Comments(0)