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山田の案山子

木曜日は、鴻巣市にある香文木という手打ちうどん/そばのレストランが経営しているお稽古ハウスに出張教授。お世話になり始めて、もう何年が経過しただろうか?
オーナーのご夫婦のお人柄に甘えて、楽しい時間を過ごさせていただいている。
その場所は駅から離れた場所で、たんぼ道を通って行くのだが、途中の稲が」色付く様や、白鷺が食べ物を求めて群れ飛ぶ様、雉のカップルの散歩などは初め、さまざまな植物、小動物たちの世界が展開している。
突然、田んぼの稲を見ていたとき「山田の中の一本足の案山子♪・・・」の歌が頭に浮かんできた。間違っておもいだしたのだけれど、思い出した歌詞は次のようだ。「山田の中の一本足の案山子。天気のよいのに、雨傘さして、朝から晩までただ立ち通し・・・ないのか山田の案山子」・・・の部分はなんだっただろうか?
くたびれないのか、山田の案山子
淋しくないのか、山田の案山子
たいくつしないか、山田の案山子
しかし、どれも違うようだ。気になるので、数日してインターネットで調べたら、「天気がよいのに、蓑笠つけて」歩けないのか、山田の案山子」でした。
蓑笠という言葉も知ってはいたけれど、すっかりと頭から抜けていた言葉だった。
しかし、田んぼを見回して、鷺はいるけれど、案山子あどこにも見えないよ!

# by sakura_mohila | 2019-09-06 16:20 | Comments(0)  

また、また村の話

つるむらさきが蕾をつけていたので、花の部分を水に挿したら、花は地味に咲き、つるが結構たくましく延びている。健康によいと言われる植物はほんとに強いんだ!プランターに育てた西洋バジルも花盛り。水の中で白いひげのような根を一杯にのばしている。
ギャラリーで、伝統的なノクシカンタをテーブルに飾ってあったが、昨夕、サクラモヒラのオリジナルのカンタにしたら、それはそれで、可愛らしくて、スタッフが思わず歓声をあげた。
カジョルレカさんの花のクロスを見ていると、彼女が接している自然の生活が思われる。村は自然がいっぱいあって、彼女たちの生活も自然の中にあるのだ。
その分、機械のペースに支配されることがあまりないから、彼女たちは人間の生活のペースで動くけれど、機械化の効率よさの中では動いていない。機械化はまだあこがれの近代生活にすぎないのだ。スマホは持っているけれど・・・
昨日書いた話の続きになるけれど、メッセンジャーを受け取ったカジョルレカさんは、受け取ってほっとして、そのほっとしたことも私と共有できているにちがいない、と思い込んでいる。
急ぐ用事だったので、大家さんに電話して尋ねたら、「ヒラマはいつダッカにくるのか」という電話ばかりがあるらしい。

しかし、このようなトンチンカンがあってもいいように思うのだ。人間の社会はいろいろな人たちや物事で成立しているから、自分がそのことに気がついて、はっとすることが結構あるのだ。
加齢とともに、自分が若いときに持っていた能力の衰えばかりが気になるけれど、その衰えがあるからこそ、身につけた能力も同じくらい大きい。
そのことに気がつくことも、幸せなことに思われる。そう言えば、「老人力」ということを言った人がいたなあ!

# by sakura_mohila | 2019-09-05 11:28 | Comments(0)  

ギャップ

ほんとに涼しくて、まだ9月が始まったばかりとは信じがたい。だがひとたび始まった新しい月はすぐに過去となり、また新しい月が始まる…というマンネリの感覚なのだが、それにしても、あと数か月で2019年が終わるのだ!
と言うことを考えるとき、やり残している仕事がどっと頭に浮かんでくるけれど、これさえも、もはやマンネリの日常と同じように、毎年のマンネリだ。
熱中症で頭が痛くなった時に、ごろごろしながらページをめくり始めた「18世紀 パリの明暗」(本荘靖久著)、おもしろくて、ついつい読み進んでしまう。昨日は、病院に行ったら、とてもこんでいて、ほぼ読み終えてしまった。なんと3時間も待っていたのだ!
こんなぜいたくな時間の使い方ってあるだろうか。病院の待合室でもないかぎり、次から次としなければならないことがあり、本さえも開かないではないか!
それにしても、読めば読むほどに18世紀のパリは不潔で汚かったのだ。セーヌ川の水はすべてであったらしいけれど、それゆえに、信じられない不衛生と不潔さと、悪臭だ。
それって、現在のバングラデシュのショナルガオン?ということは200年のギャップがあるのだろうか?

サクラモヒラの村の女性に、大切なメッセージを送った。もちろん、答えがない。これは大きなギャップである。こちらは仕事をすすめたいのに、彼女たちはメッセージを受け取り、返事をすることをしないのだ。
彼女たちのもっぱらの関心事は、家族のこと、親戚のことに終始し、それ以上に想像を働かせることをしないことである。仕方がないけれど…と、このようなことも、少しずつの進歩はあるかもしれないけれど、ほぼマンネリだ。

# by sakura_mohila | 2019-09-04 15:26 | Comments(0)  

9月によせて

ついに9月になりました。ミンミン蝉やツクツクボウシが鳴いて、季節が移っています。
毎月第一日曜日の朝は、通りの清掃会で、30分ほど通りの人たちと清掃や草取りをしますが、楽しみにしている行事です。
それにしても、草が茂ったところに捨ててあるゴミには信じられない!
と、皆、言いつつも、楽しく参加しています。その地域のコミュニュケイションが楽しいです。

畑をつくっている人たちから、なす、苦瓜、オクラ、トマトなどのお野菜を頂戴しました。茄子の皮がはちきれんばかりに張りが合って、つやつやと輝き、包丁を入れたら、ぱりっとわれました。
オクラは生でも食べられると言ってくださったので、初めてそうしてみましたら、ほんとにおいしかったです。オクラを食べるときにはいつも、アフリカからハントされてアメリカに奴隷として運ばれる人が、なんとか生き延びようとして、オクラの種を耳の穴に隠して持ち込んだ、という実話を思います。
来年はオクラの苗を育てるぞ!!!とか、また、カラ決心をしたりして・・・問題は植える時期をいつも逃していることです。
室内においてあるコーヒーの木にいっぱい新しい芽がでていました。


# by sakura_mohila | 2019-09-01 16:54 | Comments(0)  

日本の暮らし

近頃の習慣は近所のお寺さんに蓮の花を見に行くこと。
今朝、6時半に雨の中を行ったら、すでに白い蓮の花が開いている。少し前までは蕾もにょきにょき出ていたのに、蕾が見当たらないところをみると、そろそろ蓮の花の季節が終わろうとしているのかもしれない。
それにしても、大輪の白い蓮の花が雨に打たれて咲く様は、ほんとにうっとりとさせるにあまりある。時間が許せば明日も来るぞ!
しかし、このお寺さんが好きなわけは他にもある。朝、早くなので、お会いする人たちは限りあるにしても、とても感じがよい。この人たちと挨拶を交わすことも楽しみの一つであるし、場所がとてもアート意識が強く、そのことも心が浮き立つ理由である。
いつものように、流し、流しのラジオから聞こえてきた話だが、心あたりがあって、耳を傾けてしまった。ある女性で海外のあちこちで生活しておられる女性が、日本の社会はきちんとしているけれど慣用性がない、という意味のことを言っている。「人に迷惑をかけない」という心がけは、日本こそすばらしいと思うけれど、そのことが除外の人に対してきびしい状況を作っている、という主張であった。
自分はだらしのない性格で、日本のそのような素晴らしさについて行けない一人であるが、それゆえに心に残った意見であった。
だらしがないのはいいとは思わないけれど、「人に迷惑をかける」というのも、事と次第によるのではないだろうか。あまり小さなことを気にして、「迷惑」「迷惑」と言われると、自分のような気の小さい人間は芯から萎縮してしまうのだ。
それにしても、蓮の花はほんとにきれいだなあ!

# by sakura_mohila | 2019-08-30 11:26 | Comments(0)  

ルイ14世の話

庭の草取りをしていたら、いろいろな記憶が走り去った。草取りも、いいかもしれない。少し日差しも緩やかで涼しかったから、苦にはならなかったが、突然、ひどい頭痛に見舞われた。キケン!熱中症かもしれない。あわてて家に入り、対処した。ごろごろと寝転がりたい気分だったので、手当たり次第に本を撮って、ぱらぱらとめくってみた。本箱の中で、題名だけは覚えていて、内容はすっかり忘れてしまっていたが、ついつぃページをめくって、頭痛も知らぬ間に消えていった。
「18世紀のパリの明暗」(新潮選書・本城靖久著)
おもしろい話はいろいろあったけれど、まずはルイ14世の胃袋の話。彼は(親しそうに呼ぶけれど、友だちであったわけでもなんでもない、郡を抜いた大食漢であったらしく、亡くなった時に彼の胃袋や腸を見た人はほんとに驚いたのだという。
フランスに食卓のマナーが入るのは、ルイ15世のころからで、彼のころになると食卓のマナーが整い、社交としてのお食事が始まったのだという。
ルイ14世は、バレエを踊ることで名を馳せていたので、てっきりその筋に属する人かと思っていたが、イメージは大きくはずれてしまった。
当時、「フランスが教え、ヨーロッパが学ぶ」という構図があり、王様の食卓はパブリックにオープンで、王侯貴族たちはヴェルサイユの、皆が見える場所で食事もなにもかもしたらしい。一人になると、王様でもほっとしたのだそうだ。
しかし、ページをめくるにつれて、フランス革命が導かれた理由がわかってくる。
歴史としてみると、そのような解釈もしてしまうが、歴史の主人公であった人たちは、そのようなゆとりもなく、自分の運命を生きたのだろう。
本城さんの本は、「グランドツアー」も読んだが、忘れたことが95%としても、いくつかのことは覚えている。あの本はもう処分してしまったのだろうか?

# by sakura_mohila | 2019-08-28 11:19 | Comments(0)  

タゴール

風が秋らしくなってきました。
昨日からギャラリ-の展示がかわりました。ジョソール地方のノクシカンタが展示されています。
見ごたえのあるものばかり。特に推定100年以上前に作られたとされるカンタは、圧巻です。ベんガラの赤にも惹かれます。
見ていると、歌が聞こえてきそうです。
なんとなく思い出して、バウルの歌をインターネットで追っていました。タゴールの「黄金のベンガル」はバングラデシュの国歌になっていますが、もとをただせば、郵便配達員で、バウルと呼ばれる芸能者が歌っていたメロディに歌詞を乗せたものだそうです。バウルに関しては、メロディや生活のスタイルなど、好奇心をそそられることがおおかったので、こんなに簡単にバウルの歌に接触できたことが不思議でした。
それにしても、バングラの地や母への礼賛の言葉がドラマティックで、バングラ人はやはり感情の巾がひろいのではなかろうか、と思ってしまいました。
2度目にバングラデシュを訪れた時、ピクニックに誘っていただきました。行った先は、今、カディを織ってもらっている場所のすぐ近くです。ある知らない家から招かれて、一緒に写真を撮ったのですが、その時写真用に笑っても、笑っても、笑いが不足していて、不満が頂点に達したその家の人たちがリズムに乗って、「コチョ、コチョ、コチョ、コチョ♪」と私をくすぐり始めました。
5分後には、笑ったまま、その家から逃げ出しちゃったよ!
それにしても、知らない人の家に行って、良くぞくつろいできたもんだ。今ではできない感じがする。バングラデシュにもそれなりの、「古きよき時」があったのだ。時々、その場所のあたりに行って、その家をもう一度見たいと思うけれど、もう探しようがなく、見つからない。

# by sakura_mohila | 2019-08-26 15:09 | Comments(0)  

鉛筆

ドイツの鉛筆を頂戴した。木の柔らかな木目が残っていて、このやわらかな感覚がみているだけでとても楽しい。書き心地もよくて、鉛筆があるだけで心が浮き立つ。
減るとなくなるなあ、と思って、なるべく書かなかったりして・・・
でも、そんな了見の狭いことは考えずに、使うだけ使って、なくなったらドイツまで買いに行こうか。きっと鉛筆を持つことがもっと心浮き立つことになるだろう。


# by sakura_mohila | 2019-08-24 11:42 | Comments(0)  

村の女性たちの変化

知り合いからトマトが送られてきた。
夏は毎日、毎食、トマトがおいしくて、欠かせない野菜だったけれど、その送られてきたトマトは、おいしさが違うレベルだと思うのだ。味がしっかりとしていて、全部分が陽光の中で熟れているような・・・果肉のすべてが充実していて、ほんとにおいしかった。
いつまでも保存がきくわけではないから。おすそ分けなどして頂戴しました。今は八百屋さんからパックで買ってくる普段生活のトマトに変のわったけれど、やはり夏はトマトはおいしい!日向の匂いがしたらもっとおいしいだろうなあ!

我が家のテーブルは、ナラヤンプール村の女性たちの手仕事で覆われているけれど、洗濯をたくさんした針仕事を見ていて、
彼女たちの現在はとても進化した、と気がついた。針目が違うのだ。同じモチーフを作ったとしても、違って見えるに違いない。そのことにつけて、何年か前を思い出してみたが、一番大きく違うのは、彼女たちの考え方である。
スタートしたばかりの頃はこちらも未熟であったけれど、彼女たちも未熟で、受身であった。今や、顔に自信がみなぎっている。値段の交渉さえも積極的にするようになり、楽屋裏に引っ込んでいる人たちではなくなったのだ。

テーブルの上の、初期のころの彼女たちの針目を見ながら、深い感慨を持った。さて、そろそろ、メッセンジャーで次の訪問をしらせておこうか。

# by sakura_mohila | 2019-08-23 11:42 | Comments(0)  

クラシック

バングラデシュ大使館にビザを取りに行ってきたのだけれど、半時間くらいの時間があまったので、まわりの場所にふと足を伸ばしてみるきになった。
数分歩くと、プリンスホテルのクラシック館が出てきて、お庭が美しかったのでふらふらと入ったら、「旧白川邸」とあり、そこがティールームになっている。あまりにすてきな建物だったので、予約無しでも大丈夫ですか、と伺ったら、今はティタイムで、4時くらいまでなら大丈夫です、という答え。20分くらいの時間だったけれど、ティを楽しんできました。明治の洋館は、さすがに落ち着いた雰囲気を醸して、この場所を知ったからには、大使館に用があるたびに立ち寄りそうです。
柱の様式や、漆喰、ドアの細工など、ディンプラ一杯で、くまなく見てきました。
ほんとに大好きな場所を見つけたものです。

大使館はひところの閑古鳥は嘘のように消え去って、ほんとに大勢の人たちがきていました。
皆、バングラデシュで何をするのだろう、とビザのホールにいる人たちを眺めてしまいました。背後の物語、とても想像がかきたてられます。


# by sakura_mohila | 2019-08-22 17:27 | Comments(0)