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インターネット

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平常ならば、新学期が始まって1週間くらいのころか。こんなに寒かったかなあ?ベランダに出したコーヒーの木が、お彼岸の日以来強風や雪に晒されて、ふさふさとしていた葉を落としてしまった。若い葉が出始めているので、祈るように、その葉たちが茂る時を待っているけれど。こんなに寒い春の日があると、心配しながらも、もう室内に取り込む気分になかなかならない。

我が家の近くの参道沿いの「甘味処」で出している、季節限定の桜の酒饅頭がとてもおいしく、かわいらしいので、人様にもと、買いに行った。店先で蒸気をだして蒸し器の中にあると、ほんとにおいしそうだ。実はとてもおいしくて、桜の酒饅頭を随分手土産にした。
非常事態で、人がでておらずに、蒸し器の中のお饅頭も淋しそうだ。
ふと思い出して、知り合いのカフェに行ったら、案の定、ここも人がいない。しばらくぶりだったので、店主といろいろな話をしてかえってきた。
もう一人の知り合いは、近くで、8席くらいの家族的な居酒屋をしている。季節、季節の創作料理が楽しみで、3月はずっとふきのとうのブリュレを食べに行こうと思っていたのに、急がしぶっているうちに、「コロナの非常事態、お客様と自分たちの健康のために当面休業します」というお知らせがでてしまった。
電話をしたら、お店が休みの間にできないことをしておこうと思います、ということを言っていた。ほんとにこの人たちは大好きな人たちだ。ずっと私の近くで、お料理屋さんをしていてほしい。

私葉と言えば、コロナの理由で、ギャラリーがお休み。やっと本を読んだり、カフェに行ったりという時間ができているのだ。
それはともかく、スタッフたちも、このような時こそインターネットで、会議をし、テレワークにしたらどうだろうか、と思いついた。できる部分とできない部分があるけれど、インターネットの環境はあるわけだから、検討をしてみてもいいかもしれない。
バングラデシュのスタッフたちはどうであろうか。最強のインターネット環境とまではいかないまでも、できるかもしれない。
必要があって、ナラヤンプール村が管轄になっている、ブラマンバリアという県庁のような場所に問い合わせをしたら、テキストの返事どころか、メッセンジャーの声の呼び出しが再三入っている。
こちらは、古いコンピューターでヴァージョンアップということをしないから、ついていけないのだ。

今や、バングラデシュの方がコンピューター環境が整っているという現象が於き、20数年前に始めたシステムも見直す時がきているね。




# by sakura_mohila | 2020-04-16 11:43 | Comments(0)  

言葉の表現力

言葉の表現力_f0202221_11025210.jpg
風が凪いで、威嚇するような音が遠のいた。
屋上の植物は、風を避ける術もなく、葉が枯れ色になったり、しぼんだりして、威嚇音ばかりか”暴力”にも晒される。暖かな春の到来とばかりにたくさん植えたので、この日の風は悪者に見えてくるのだ。

夏目漱石の「三四郎」の朗読をNHKの番組でとても楽しく聴いて眠りについた。日本語がすばらしくて、ほんとに学びたいと思った。
今は使われなくなった言葉がもつ表現力がでてくる。聞いたら意味はわかるから、まるで外国語ではないにしても、そのような言葉を使いたくても使えない。都度都度、自分のひいおばあさんの言動が思い浮かんだ。あちらの世から呼んでいるのだろうか?

シェイクスピアのソネットのページを開きたくなった。私たちはこのような古い言葉を学んだわけだけれど、言葉を丁寧に話すというのは、表現力がまして、ほんとに豊かな気持ちになる。

反省、ハンセイ、またはんせい。近頃は親に叱られた記憶ばかりがよみがえる。あちらでよんでいるのだろうか?
エリザベス女王の、コロナ禍に関しての国民にたいするお言葉、よかったですね。お召しになっていらしたドレスとアクセサリ、よかったですね。立場をわきまえて、行動するという基本のことは、威厳と品位を与えるのだと実感しました。





# by sakura_mohila | 2020-04-14 10:59 | Comments(0)  

青い空

気のせいか、時々、昔の歌がラジオから聞こえてくるようになった。最近、2回も聞いたのだ!
「金のないやつぁ俺んとこへこい 俺もないけど心配するな
見ろよ 青い空 白い雲
そのうちなんとかなるだろう♪
「見ろよ、青い空、白い雲、そのうちなんとかなるだろう」という言葉、
まったくすばらしいと思いませんか?
青い空って、ほんとにきれいだ。きれいという言葉では表現できない「きれい」だ。
きれいなばかりではなく、希望が広がっていく。色ではない、「空」が希望をくれるような。
青い空を見ていると、ほんとに一生懸命やりさえすれば、「そのうちなんとかなるだろう」と思わせてくれる。
近頃、青い空をただきれいな空色と見ることはできなくなった。あの空の存在はなんだろうか?

それをこのようにお気楽風に表現した青島さんも、すごい才能だと、思えてくるのだ。
我が家の3月の窓から、太陽が顔を出し、昇っていくのが見える。顔を出す前に、グレイの空を茜色に染め始めて、みるみるうちにあの大きな空一杯に赤い色をつける。
そうかと思えば、夜空に金色の月さえもみせてくれる。ほんとにきれいなものばかり。しかし生きて活動しているものは、色で表現してはいるけれど、色ではないものを与えてくれる。
クリスマスのイルミネイションと冬空の月と星が違うようなものだ。

バングラデシュの村の女性や職人を抱えていたり、さまざまなことに四苦八苦している身の上の私には、なによりも励ましになり、「そのうちなんとかなるだろう」という安心さえも与えてくれるものだ。


# by sakura_mohila | 2020-04-13 13:35 | Comments(0)  

青い空

青い空_f0202221_13514542.jpg
気のせいか、時々、昔の歌がラジオから聞こえてくるようになった。最近、2回も聞いたのだ!
「金のないやつぁ俺んとこへこい 俺もないけど心配するな
見ろよ 青い空 白い雲
そのうちなんとかなるだろう♪
「見ろよ、青い空、白い雲、そのうちなんとかなるだろう」という言葉、
まったくすばらしいと思いませんか?
青い空って、ほんとにきれいだ。きれいという言葉では表現できない「きれい」だ。
きれいなばかりではなく、希望が広がっていく。色ではない、「空」が希望をくれるような。
青い空を見ていると、ほんとに一生懸命やりさえすれば、「そのうちなんとかなるだろう」と思わせてくれる。
近頃、青い空をただきれいな空色と見ることはできなくなった。あの空の存在はなんだろうか?

それをこのようにお気楽風に表現した青島さんも、すごい才能だと、思えてくるのだ。
我が家の3月の窓から、太陽が顔を出し、昇っていくのが見える。顔を出す前に、グレイの空を茜色に染め始めて、みるみるうちにあの大きな空一杯に赤い色をつける。
そうかと思えば、夜空に金色の月さえもみせてくれる。ほんとにきれいなものばかり。しかし生きて活動しているものは、色で表現してはいるけれど、色ではないものを与えてくれる。
クリスマスのイルミネイションと冬空の月と星が違うようなものだ。

バングラデシュの村の女性や職人を抱えていたり、さまざまなことに四苦八苦している身の上の私には、なによりも励ましになり、「そのうちなんとかなるだろう」という安心さえも与えてくれるものだ。


# by sakura_mohila | 2020-04-13 13:35 | Comments(0)  

距離

2月はまったくのタイミングのよさでダッカに行ってきました。日本でコロナ菌が拡散し始めた時はダッカでした。帰りの便は、変更になったもののかろうじて何もない時に帰国を終えました。ダッカではコロナの心配がなにもなく、自由に過ごしました。しかし乗りつぎのタイでは欧米人の人たちでさえ、がっちりとしたマスクをしていました。
いつもの団体旅行の人たちの姿はなく、バンコクの乗りつぎは、閑散として、おしゃべりの声もありませんでした。

サクラモヒラの村の女性、カジョルレカさんがメッセンジャーにメッセージを入れてきました。「OK」何が「OK」なんだろう。すでになんだか忘れた頃に入る返事のやりとりはほんとに難しい。(
今回のダッカの同行者は4人でした。サクラモヒラの大家さんに大いに世話になり、帰国してからそれぞれが礼状を送ろうと気にかけておられました。郵便だと、着く前に紛失の恐れがある。国際電話には慣れが無く、しかもコストが高そうに感じて「ハードルが高い」。メールは大家さんが不案内。
ということで、日本のサクラモヒラのオフィスに集まった時に、日本のオフィスから彼に電話を入れました。
気になっていたお礼が電話で言えてほっとして出た言葉。「すごい!あんなに遠い場所なのに、声がちゃんと聞こえる!」
インターネットもそうです。つい先日ダッカに送金したのですが、瞬く間にお金が届きました。

サクラモヒラの村はダッカから距離にして90km、時間にして5時間あります。ほんとの田舎で、嘘の田舎ではありません。それは街の生活の便利さがどこにあるのだろう、と探す場所です。それなのに、村の人たちはダッカに出てくる時には、結構おしゃれなものを身につけて、着飾って、その上からブルカを着てヒシャブで髪を覆ってきます。1歳2ヶ月のサイエラちゃんは、旅行義としては普通の遊び着ながらダッカでのお出かけ用に、ちゃんとプリンセスドレスを持参します。
連れてでる場所は、場末のレストラン(スミマセン)、場末のお店(再びスミマセン)、場末の食料品店(全く、スミマセン)のみで、でこぼこのバスに揺られてくるだけなのに(この記述はまったく失礼なので、ここだけのものにしておきます)しかし、それらの場所よりはずっとハイソ(!!!)なサクラモヒラの仕事場では普通の服をきています。
10階のサクラモヒラの場所から、階下のコピー屋さんに行くとき、日本人ならそのまま出て行って帰って来て5分。彼女たちは、コピー1枚を頼むと、返事に16分、身支度に20分、そして肝心の用事を1分で終え、優に40分ほどしかかからないでしょう(?)

そのような村の生活の日常を考えると、たったの1ヶ月くらで返ってくるカジョルレカさんの「OK」はすごい!といえるのかもしれません。
しかしインターネットのやりとりができる現状を鑑み、このラインを強化したいと思います。

念のために言っておくと、バングラデシュの人たちが全員こうというわけではありません。バングラデシュは貧困であるがゆえに、国の外で地位をなした人も多く、とてもグローバルで、インターネットのメリットを大いに活用しています。

インターネットは好きじゃない!なんて言うのは、金持ち国の人たち限定かもね!

# by sakura_mohila | 2020-04-10 11:03 | Comments(0)