
朝、散歩をしていると、空に花が咲いたように、赤い色が見える。冬の空は寒いから、赤い色はほんとに美しく、暖かな色に安堵を覚える。この柔らかな色の空は、なんだか天使が降りてきそうだと、いつも期待しそうになるのだ。
ちんたら、ちんたら・・・と読んでいた、”The Birth of Venus” (Sarah Dunant)をやっと読み終えた。中世のフィレンツェを背景に書かれた本だが、崩壊して行くメディチ家の支配と旧体制のカトリックの道徳基準に興味を引かれた。わけても、絵描きは、パトロンに抱えられて、絵を遺していくという社会背景の裏表が興味深く感じられた。主人公Alessandra Cecchiの父は、布と染めの商人で財を成し、家族の肖像画を描かせようと、旅先から絵描きをスカウトしてくるのだが、その絵描きは感性豊かな才能に溢れ、屋敷内Saの教会で仕事に没頭する。時は、Savonarolaと云うドミニカンの説教師が、世の腐敗を正そうと、過激な粛清を施行する。社会は自由を失い、人間らしささえも否定されて、粛清の暴力におびえながら、次の時代ルネサンスに入って行くのだ。素直な人間性が肯定されて行く過程は、なるほどと思うことも多く、現代の生活のスタイルとつい比較してしまった。ついでに面白かったのは、Alessandraについている奴隷Erilaの運命である。彼女はAlessandraに対し、献身的に世話をするのだが、さまざまな現実の末にAlessandraが修道院に入った時、彼女を解放する。Erilaは母親から受け継いだハーブの効能に詳しく、薬屋を開いて経済の自立を勝ち取る。"Santa Maria Novella"の固有名詞が頻繁に出てくるが、当時から薬屋としての名声があった場所だ。今でも、続いているから、ヨーロッパとハーブ医学、修道院の関係がわかる。最終的に、Alessandoraは、Erilaが調合した毒薬をもって、自分の人生を終えることにするのだ。キリスト教が否定し、Savonarolaが罪悪とする罪が背景のプロットになっているところも、次の世に進む必要性として扱われている。世の中の基準が変わろうとする時・・・人はどこに帰結してゆくのだろうか?
機会があったら、もういちど、フィレンツェを訪れてみたいです。
ただいま、Gallery Sakura Mohilaでは、「Gift Market]が進行中です。中世のヨーロッパとは何も関係がありませんが、贈り物の時です。是非楽しいギフトをみつけに、おでかけください。
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by sakura_mohila
| 2025-12-20 13:37
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