
今日は、実は古い、約20年の古さの服を着た。その結果は好評で、結構注目されてしまった(服が)それは、バングラデシュのマーケットにまだ、よい素材があったころの手織の絹に、赤い伝統模様のブロックプリントがほどこしてある。妹が自分のために作り、おさがりにしてくれたものだ。
ブロックプリントも絹も、当時はまだあこがれのものがあったのだ。知らず、知らずのうちに時が経ち、それにつれて何かが着実に変化することを思えば、今のことをもう少しちゃんとこなさなかればならない、と永遠の反省ばかりしている現実だ。世界の最貧国と言われていたバングラデシュに、実はあこがれの布があったとは、当時は想像さえしていなかった。あこがれのものって、お金があって、きれいなところにあるとは、かぎらないのだね。