あたりまえのことだけれど、私たちの生活は変化する。この一日は決して同じ日がない。何万年も、もっと長い間、日が昇り日が沈み・・・と太陽が昇り、沈むことは繰り返しかもしれないけれど、同じ日は2回はない。自分も同じことをしている生活に見えるけれど、その実、同じ日は2回はないのだ。同じ人が決して存在しないように。なんだか不思議な気持ちになってくる。
サクラモヒラの村の女性たちのリーダー、カジョルレカさんからメッセンジャーに返事があった。"I'm a little better now than before"普通の会話のやりとりに思われるかもしれないけれど、過去のバングラデシュの村の状況を経験している私としては、なかば覚悟していた。小学校の音楽の先生も、家事の手伝いに来ていた女性も、「入院しました」という知らせから2~3日後に、「亡くなりました」が普通であったのだ。自分がバングラデシュの村と関り始めてから、30年近くが経ようとしている。国も、村も変ったのだ。カジョルレカさんは持病がある。でも、彼女が自ら、メッセンジャーに送ってくれた知らせは、ほんとに嬉しかった。彼女もそうだけれど、このパンデミックが復活したら、もっと先に進むぞ!という気持ちになった。とりあえず、村の人たちが使えるように銀行においてあるお金がある。その利息を彼女たちのウェルフェアに使いたい。シードのお金を置いておきながら、皆で考えることにしよう。