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ナラヤンプール村・サクラモヒラの女性たち1

バングラデシュのナラヤンプール村には、サクラモヒラに属する10人の女性たちがいます。その中で、カジョルレカさんをリーダーとして、ファテマ、クルチャム、アッキーと、ファテマさんの3女で、1歳2か月のサイエラちゃんがダッカの仕事場に来て、日本用の製品の発注を受け、その後村に帰って、10人の人たちを稼働して、サクラモヒラ用の製品を納品します。
村の女性たちの品質は、ある時から花が咲いたように、楽しい製品になりました。
製品はそうだけれど、組織はこちらが意図したようには進んでいない、という状況が気になります。それは個人が仕事を握ってしまうからです。しかしながら、それはもっともな展開で、ダッカでトレイニングを受けた人たちはよくわかり、村から出てこない人たちは支持されたことしか理解できません。ダッカに出てくる女性たちが組織を自分たちが作るという意図を持たねば進まないことです。そのことに気が付いてから、ナラヤンプール村の組織を独立させるべく、いろいろなことを言い続けていますが、なかなかうまくいきません。というよりは、彼女たちにリードして村の組織を束ねる、という発想がありません。そこから始めたのですが、あまりにもこちらが全面に出てもうまく行きません。リードを取るのはこちらになってしまい、「仕事をくれ。一生懸命に働く」という方がリスクもなく、楽だからです。そのことに気が付いて以来、自分が村に出かけることが少なくなりました。今や自分の影を消して、彼女たちが主体にならなければならない時です。
ことは
「これを○○円で買え。村の誰々が一生懸命作った製品である」というくらいになってほしいです。

サクラモヒラが育てた仕事の背景は、クリエイティブ、であることです。単純な仕事を繰り返して、丁寧な仕上がり、針目も揃って、日本人の優秀なチェッカーが見ても、大丈夫、という品質のレベル、ということは教えたこともないし、自分にできることだとも思えません。針目に至っては見たことさえもないです。しかしきれいな仕上がりというものは、それぞれのスタンダードにあると思われます。「きれい!」「こんなものを飾りたい!」ということが、サクラモヒラ製品のポイントです。

サクラモヒラの女性たちを組織した時には、彼女たちにただお金をあげたい、だけでした。でも今は、お金なんかあげたくない、でもいい仕事をしてほしい、と思うだけです。
その時々で、いろいろなことを言ったり、怒ったり、ほめたり、してきたのですが、皆、よくサクラモヒラの一員としてがんばってきたねえ!このようなことにただ、胸が熱くなります。
皆、教育は受けていないけれど、考える力、気力、感受性を備えていて、こちらはもっとムチをあてようとしか考えていないもんね。

by sakura_mohila | 2020-03-05 13:19 | Comments(0)  

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