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Happy Prince

晩秋の今頃、「枯葉」の歌はなんというマッチだろうか。しかもイヴ・モンタンの「枯葉」は比較できるものがない。何年も前になる。モンタンがまだこの世に生存していた時、フランスに行った。迷わずかったのが、イヴ・モンタンのCD.今でもそのCDは、特に今頃になると出番が多い。一緒に買ったのが、ムスタキのCDで、これも今でも色あせずに自分の大切なコレクションである。彼とエディット・ピアフはミスマッチのイメージだが、彼もピアフと1年間の恋人関係であったらしい。これは軽いショック。モンタンとピアフは、納得だけれどね・・・ でも、人様のことだから、コメントするべきことでもなんでもない、と思いつつ。

Happy Prince, 「幸福の王子」はクリスマスが近くなると、テレビにクリスマスシリーズとして必ず登場するようなオスカー・ワイルドの小品だが、昔の本を読み返してみて、思わぬ発見があった。
つばめがエジプトに向かおうとして、幸せの王子のお使いに追われ、寒さで王子の足元で果ててしまうのだけれど、そのつばめが王子の刀の鞘飾りからついばんで、届けた大きなルビー。それは貧しい母子家庭で、」母親はお金持ちのお嬢様から注文を受けて針仕事をするお針子である。坊やが病気で、思うように針の手が捗らず、注文主に「なまけもの」のレッテルを貼られてしまうのだ。貧しさで、家は寒く、充分な食べ物もない。しかも坊やが病気で、その母親のお針子は困憊している。そこに届いたルビーで、救われる母子家庭。しかし私が興味を持ったのは、そのことよりも、夜通し針仕事をするビクトリア時代の女性である。内職のことを”moonlighting"ということからの、勝手な推測だが、電気がなかった時代、窓から漏れる月明かりで、夜通し働くのは貧しい家庭の普通だったのかもしれない。

自分がはからずも関わることになった、しかも27年も関わった布の世界と重ね合わせながら、ビクトリア時代の物語を読むと、以前とは違う発見があって、いろいろなことに興味がわいてくる。

by sakura_mohila | 2019-11-15 12:20 | Comments(0)  

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