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過程の中で思うこと

スタッフの牧子さんが、一心不乱にカディのカーテンを作っている。かなり根をつめているけれど、この2週間はカディのカーテン、カーテンで明け暮れる彼女の仕事場生活だ。納期がせまっているのと、カディを扱いなれていない、というのが原因ながら、カディの扱いに慣れたら、任せてよ!がでるに違いない。お客様はリピーターで、古いカーテンを捨てて、カディのカーテンにする計画をお持ちだということだ。
鈴木広廣子さんの写真展が23日から始まるので、典子さんも大忙しで、今日の月曜日のお休みは返上して作業にあたる。
にわかに、サクラモヒラのギャラリーが、充実した時間の場所になっている。
ダッカのオフィスにいても、皆、一生懸命である。彼女たちは、「稼ぐ」ということが前面に出ていて、労働条件もなにもなく、仕事が欲しい、と言う。労働条件を日本の基準に当てはめて、「時間を越えて働かないように」などと言ったら、バクハツしてしまいそうだ。
彼女たちの始まりは、ほんとにオソマツな仕事であった。けれど、今の仕事は、途上国も先進国もない。彼女たちの製品である。
関わった人の立場から常日頃心に来る言葉は、「私は彼女たちを誇りに思う」ということである。
それくらい、彼女たちはいいものを作ってくる。

日本の充実、ダッカの充実を想って、この瞬間は、自分でさえも充実感に満たされてくるのだ。
これから、するべきことは充実しすぎているにしても・・・

by sakura_mohila | 2019-10-21 12:06 | Comments(0)  

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