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ルイ14世の話

庭の草取りをしていたら、いろいろな記憶が走り去った。草取りも、いいかもしれない。少し日差しも緩やかで涼しかったから、苦にはならなかったが、突然、ひどい頭痛に見舞われた。キケン!熱中症かもしれない。あわてて家に入り、対処した。ごろごろと寝転がりたい気分だったので、手当たり次第に本を撮って、ぱらぱらとめくってみた。本箱の中で、題名だけは覚えていて、内容はすっかり忘れてしまっていたが、ついつぃページをめくって、頭痛も知らぬ間に消えていった。
「18世紀のパリの明暗」(新潮選書・本城靖久著)
おもしろい話はいろいろあったけれど、まずはルイ14世の胃袋の話。彼は(親しそうに呼ぶけれど、友だちであったわけでもなんでもない、郡を抜いた大食漢であったらしく、亡くなった時に彼の胃袋や腸を見た人はほんとに驚いたのだという。
フランスに食卓のマナーが入るのは、ルイ15世のころからで、彼のころになると食卓のマナーが整い、社交としてのお食事が始まったのだという。
ルイ14世は、バレエを踊ることで名を馳せていたので、てっきりその筋に属する人かと思っていたが、イメージは大きくはずれてしまった。
当時、「フランスが教え、ヨーロッパが学ぶ」という構図があり、王様の食卓はパブリックにオープンで、王侯貴族たちはヴェルサイユの、皆が見える場所で食事もなにもかもしたらしい。一人になると、王様でもほっとしたのだそうだ。
しかし、ページをめくるにつれて、フランス革命が導かれた理由がわかってくる。
歴史としてみると、そのような解釈もしてしまうが、歴史の主人公であった人たちは、そのようなゆとりもなく、自分の運命を生きたのだろう。
本城さんの本は、「グランドツアー」も読んだが、忘れたことが95%としても、いくつかのことは覚えている。あの本はもう処分してしまったのだろうか?

by sakura_mohila | 2019-08-28 11:19 | Comments(0)  

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