奨学生の女性
2019年 06月 19日
同じように連絡をしたのに、その女子学生は、ダッカに来られない、ということでした。お父さんが一人では危ないからと、ダッカまでの一人のバス旅にださないということでした。大家のシラーズさんは、「お金がほしくないのです。金持ちだから。他の人にそのお金をあげてください」と何度も言っていましたが、モニールさんはそういうことではない、と言っていました。
今回、モニールさんが労を取って彼女と彼女のお父さんをダッカのオフィスに連れて来てくれたのですが、やっとその意味がわかりました。彼女はダッカには一回しか来たことがなく、今回が2度目ということでした。携帯電話も持っておらず、家族に1台の携帯電話を共同で使っているということでした。
しかし彼女のデジタルではない顔を見ると納得できました。とてもかわいらしく、教養の高い家の娘さんなのだろう、と推測できました。芯がしっかりしています。お父さんは農村部のイスラムの学校の教師なのだそうです。
何度も、何度も礼を重ね、「一生懸命勉強する」と言って、モニールさんに連れられて、慣れない夜のダッカを帰路につきました。
かわいい子でした。
by sakura_mohila | 2019-06-19 17:31 | Comments(0)