藪みょうが
2018年 08月 13日
駅に行く道にある家にこの植物が生えている庭がある。おばあさんがピアノの先生だった。そのお嬢さんも、80歳を過ぎられた。もうピアノの音も聞こえてこない。ふと気がついたら、その藪みょうがもなくなっているよ。庭は同じなのに。
その家の庭は手入れがしてあるのかないのかわからない、という風情だが、小さな隙間をぬって、とかげがうろちょろしたり、青大将を一度見かけたことさえもある。あの小さな生き物たちはどこに消えてしまったのだろうか?
神社の藪はとかげやへびが生息していても、さもありなん。しかし神社でそのような生き物をみることはほとんどない。ある夕方、夕焼けの森を通り抜けていたら、ハクビシンがさらに小さな生き物を食べようとしていた。いたちのようなシルエットをみたこともある。いったい彼らは昼間はどこに息を潜めているのだろうか。
by sakura_mohila | 2018-08-13 11:41 | Comments(0)