春の雪の日に
2018年 03月 21日
毎日の生活の中で、さまざまな雑用に追われたり、時には気分転換をしたりと、知らぬ間に過ぎて行く時間だが、その中でいつも頭を離れないのは、バングラデシュの貧村に暮すサクラモヒラの女性たちのことだ。彼女たちが貧しくてかわいそうだと同情することはないけれど、どうやったら、彼女たちの能力の花が開くかと、そればかりを考えている自分を発見する。しかしその表現も正しいとは言えないように思う。今はサクラモヒラのメンバーとしてしっかりとやってもらいたい、それについてはどうしたらよいかを考えている、という気がする。文化も、生活背景も、国も違う彼女たちだが、長年を関わった今となっては、彼女たちはすでに同士になっている。20数年前、自分は無知のかたまりだったから、同情していたように覚えているけれど、次第に自分の無知と間違いに気がついた。彼女たちに成し遂げてもらいたい「夢」は同情が消えて行くことに反比例して大きくなっている。
どうやったら伝えられるか?どうやったら伝わるか?
何をしていても、頭から離れることはないのだ。時間がかかるけれど、皆、その時間を乗り切ることができるのだろうか?
次のステップに向かう時、いつも直面する問題である。
by sakura_mohila | 2018-03-21 14:32 | Comments(0)