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価値

日経新聞(12月17日朝刊)の本のお勧めの欄に、「宝石」(Ajar Raden)という本が紹介されていた。17世紀、オランダ東会社は24ドル相当のべネチアンビーズと引き換えに先住民からマンハッタン島を手に入れたのだそうだ。
どのようにして交渉が始まったのだろうか?だれがその交渉の場に立ち会ったのだろうか?その後、オランダ人、現地人は」どのような関係を得たのだろうか?
しかしこの当時はこのような話がごろごろとしているに違いない。数百年の間に生活のスタイルや価値感が変わり、同じことをしようとしても、この場合は不可能だ。
20年以上前に、バングラデシュがまだ馴染みでなかった頃、かの国は貧しいと思った。今はそのようには思わない。金銭的には貧しいかもしれないけれど、いろいろな角度からその国を体験して価値感が変わってきたのだ。「貧しい」にも捕らえ方はいろいろあるし、「豊か」も人によって状況がちがうではないか。
マンハッタン島と引き換えにもらったガラスのビーズで現地人は何を思い、何をしたのだろうか?
数百年の人の話はほんとに興味がつきないね。

by sakura_mohila | 2017-12-18 18:27 | Comments(0)  

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