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4~7日までは不定期にオープンです

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12月に入っての、この暖かさはほっとします。いつ、色が変わったのか、朝、日ごとに樹々の葉の色が濃く秋色に進行しています。
明日から京都へ行ってきます。国際会議場に行きますが、毎年この季節にいくことが楽しみです。
国際会議場は,まわりの風景と一体化した建築で、発想がそもそもすばらしく、楽しみにしています。白鳥も飛来していて、寒さなどきにならないけれど、予報によれば天気はよいとのこと。しっかり、会議にでてきます。
留守の間はスタッフが、Galleryの世話をしてくれます。いろいろなことがあるので、御用の方は、ご連絡をお願いします。




# by sakura_mohila | 2024-12-03 17:48 | Comments(0)  

冬の花

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散歩の道に、冬の桜が咲いている。目立たないけれど、凛として、美しい。冬の朝日の中で、桜をみるのがとても好きだ。
少し足を延ばして、柊の生垣のある場所に行ってみたら、柊も白い小さな花をびっしりとつけていた。明日は水仙のある場所をまわってくることにしよう。
冬の花って、地味なことが魅力だ。冷たい空気に似合う強さが惹きつけるのだろう。
老齢に達した今は、自然の中に身を置くことが心地よくなった。
ピアノを手放すことにしたら、大きな虚無感を感じる。こんなふうに、一つ、二つと手放していくべきであろうけれど、そんなに単純にはいかないね。
本を紐でいくつも、いくつも括ったのはいいけれど、また、読みたくなって、思い出すことばかり。読んだ本の内容は、何も覚えていないのに、「おもしろい本だった」と思えることの不思議。
やりきれない空虚感に中にいながら、どうせまた本とか買っちゃうよ!何もまなばないくせにね!
後に残った人はどうぞよろしくお願いします。


# by sakura_mohila | 2024-12-02 18:25 | Comments(0)  

ペルシャ更紗

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更紗は単純にprintとなるけれど、printがまだなかった時には、織物の柄だから、さぞかし、プリントは憧れの様式だったのだろう。
インドネシアの更紗のことなどをいろいろ知っていくうちに、ペルシャの更紗、フランスの更紗に心を惹かれる思いで、とりあえずインターネットでしらべてみたら、ペルシャの更紗と言えども”ナンジャラホイ!”どこの国も似たりよったりのモチーフではないか!
ルーツは、同じなのだ。それにその地方のカラーが加えられてできたものだ。でも、その地方のものに心を奪われる。特に、その更紗の背後に人の顔が見えるようになった時、なんとも楽しい物語が展開する。
ただ、草木で染めていた当時は、微妙に色が違って、地方色は魅力的な面白さを持っていたのではないだろうか?


# by sakura_mohila | 2024-11-29 17:15 | Comments(0)  

更紗

毎月、第4火曜日の2時からは、Gallery Sakura Mohilaにて、お話会がある。初めは、東インド会社のことから入っていたお話会だが、3年も回数を重ねると、いろいろな事柄に話が及んだ。
初めの東インド会社は、綿に関する歴史の話。西洋と東洋をつないで、展開した歴史の話から始まった。東インド会社をめぐって、綿、茶、藍のことなどを学ぶことは、とても興味がそそられた。
日本にいると、「東インド会社」に対して、漠然としたイメージができるだけだが、旧英国植民地の一部であったバングラデシュに行くと、現実の姿がいろいろと見えてくる。授業で教わった東インド会社を目の当たりにし、次にはヨーロッパでその事実を見ることもほんとに興味が湧いた。
次に、その前後の話、大航海時代のこと、その前のシェイクスピアの時代の中に見る、兆しなども勉強した。わけても、「ベニスの商人」の中に見る、株式会社の兆し、銀行の兆しなど、東インド会社を辿って行ったからこそ、以前は気がつかなかった、社会のことがらに気がつくようになった。
ボストンの「Tea Party」事件も、具体的にわかって、火曜日のお話会はとても楽しく知識を集めた。
そのようにして、回数を重ね、11月のお話会は、「インドネシア」の更紗の話を展開することになった。
すると、インドの更紗、ペルシャの更紗、フランスの更紗、日本の更紗…と展開して、尽きることがない。
12月のお話会は、「ペルシャの更紗」を話題にする予定である。
途中から「Tuesday's Afternoon Tea」としたけれど、人が集まって、香の高いお茶とお菓子を楽しむことも、この時間の醍醐味となっている。
お茶はバングラデシュのオーガニックティ。
楽しく、贅沢な時間を楽しんでいただけますように、と願っています。

# by sakura_mohila | 2024-11-28 18:22 | Comments(0)  

布のことなど

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冬が一歩一歩、近づいてきている。苦手な冬だが、季節としてはとても美しい。近くの神社の湧き水があるスポットに、朝の散歩に出かけることを日課にしているが、冬の朝、まだ月が残るころの朝は、とても美しい。澄んだ空気や、引き締まる冷気。湧き水の音もこの軽い空気の中で聴くのが好きだ。時々は、そばにある大樹に耳を当てて、木が呼吸する音を聴こうとしてみる。こんな時は、何も考えない、ことを目的にする。このまま、長い時間を過ごせたら、どんなに嬉しいことだろう。そこから帰り道になって、ついついいろいろな現実のことを考え始める。答えのでない現実を楽しむことにしよう、と自分を励ましながら。毎日、同じなのだから、少しは進歩したらいいのにねえ。
写真は、ダッカの仕事場に積まれたカディ綿。私がダッカに行く頃に合わせて、コミラのキティッシュさんから届いている。この白い綿から、染めて、模様をつけて・・・など、など・・・いろいろな作業を進めていくのだけれど、その一連のプロセスは興味深いものである。どの職人さんのところに行っても、布のできる過程・・・しかも、機械化される前の過程がわかり、とても楽しい時を過ごす。
このカディに出会った時、こちらも虜になったけれど、これを織っている村のリーダー、キティッシュさんも、夢中になった。彼はバングラデシュの独立時のどさくさの頃に子ども時代を送り、教育の機会を得ることができなかった。ここにきて、社会がインターネットで動くようになると、もうお手上げなのだ。「日本でカディを売ってもらおう!」
しかし、こちらもビジネスの初歩さえ無知な日本人であった。彼はもっと仕事がほしい。
そんなことを言っているうちに、彼の村からは機が一台、2台・・・と消えて行った。村で織っていたカディは、今ではキティッシュさんがサクラモヒラのカディを織るだけになった。彼は不満を募らせるが、他の選択ができないステイタスだ。
しかし、このカディは快適だと思う。これがきっかけになり、布のこと、歴史のことなど、いろいろな本を読んだ。
そして東インド会社にまつわる、綿、絹、藍、紅茶、スパイスなど、自分の勉強を兼ねて、第4火曜日の午後からのお話会をGallery Sakura Mohilaで続けてきたが、いつしか3年が過ぎた。参加者の方が詳しいこともある。
そんなふうにして、今月のお話会が、また巡ってくる。
11月26日(火)、2時から。今月のテーマは、「インドネシアのバティック」・・・歴史や工房のあれこれなどをお話します。バングラデシュの紅茶とお菓子があります。参加費は1000です。Gallery Sakura Mohilaにて。


# by sakura_mohila | 2024-11-20 18:37 | Comments(0)